7th
「1)島根はもう立ち直れないと思う」とかいうエントリを書こうと思ったが、よく考えたらべつにそんなん今更俺が言わんでも周知の事実だ
kml:
島根県は自称・全国一の高齢県だ。実際、前回国勢調査[1]によると「総人口に占める老年人口の割合を都道府県別にみると,島根県(27.1%)が最も高」い。27%というのはおおむね県民4人いれば1人以上は定年後というレベルなわけで、実体験として年寄りが多いとは思ってたけど、数字になると凄みが増すというもんですな。
まあそんで、ひらたく言うと俺が島根から東京に逃げてきたのは、島根に未来がないからなんだな。のっぺりとした現在と遥か彼方に振り返る過去しかねえんだもん。言っとくけど島根ってべつに急に高齢化したわけじゃないんだよ。ざっくりググっても俺が生まれるより前の1980年の時点[2]ですでに全国トップなわけよ。俺も80年代から90年代の島根をリアルに体験して、その間手をこまねいて高齢化を放置してきた島根のお歴々をガキなりに横から見てきてよく理解したわけ。こいつらもうダメだって。
ちなみに島根に未来がないのはべつに俺じゃなくても住んでりゃふつーに理解できる話で、Wikipediaの島根県のページ[3]に年齢別人口分布グラフが載ってるので一瞥を勧めるが、18歳でガクンと比率が落ちている。つまり高校卒業を期に島根から逃げ出すのは俺に限った話じゃないということだね。そんで戻ってこない。これは、たとえば隣県の広島県とかと比較してもらえば明らかに分布として特徴的なので、県民が気づいてないわきゃないんだが、それでも有効な対策がこれといって打ててないってのが。18歳からの人口ってようするに就労人口なわけで税収とかにもろに影響してると思うんだが、まあお役所だってね。対策といってもね。そんなもんあるならとっくにやってるよって感じでしょうけどね。
そういうわけで、最近日本がダメかどうかで盛り上がってるみなさんはぜひ島根をケーススタディすべき。この分野で全国平均の20年から30年先を行ってますから。日本の未来(のなさ)を知るにはもってこいです。
[1] http://www.stat.go.jp/data/kokusei/2005/kihon1/00/02.htm
[2] http://wwwhakusyo.mhlw.go.jp/wpdocs/hpaz198001/b0002.html
[3] http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B3%B6%E6%A0%B9%E7%9C%8C#.E5.B9.B4.E9.BD.A2.E6.A7.8B.E6.88.901945年が人口ピークってところがしびれる。
まぁ、その隣の鳥取で育った僕としては複雑な心境。僕も鳥取を捨てて出てきたし。地元の有効求人倍率、0.53だもん。給料なんかいまの3分の1になっちゃうし帰れない。でも、頑張ってるんだよね…鳥取も島根も。田舎のない人にはわかんないだろうな、この気持ち。
末端の給料が1/3に激減する一方で、B2B目線(=業務受発注としての法人間取引)だとそんなに価格が変わらず、結局中国(chinaの方)とかに流れていってしまってるんですよね。ということつまり、域内の再分配の構造がおかしくなっているんじゃないかと。
一方で、現状の市場価格で再分配構造の最適化を行え、という話になると、地域間格差を受け入れよ、という話になる。実際、給料は安くなっても、物価はそんなに安くならないわけで、となるとそれもまた容易な話ではない。
それにしても、鳥取はまだ人口が増えてる~横ばいなんですよ。島根の1945年ピークって、一体なんだろう。
1945年ピーク、たぶん疎開だよ